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世界の現状と国際協力

現在、地球上にはおよそ190の国があり、約65億人が暮らしています。日本のように経済や産業の発展が進み、物質的に豊かな国(先進国)がある一方で、開発途上国と呼ばれる国に住み、食糧不足や貧困の中で生活している人もいます。

  • 開発途上国の5人に1人が1日1ドル以下の収入で暮らしています
  • 世界中で2億4,600万人の子ども(5~14歳)が働いています
  • 開発途上国の20パーセントもの人々が安全な水を飲めません
  • 5歳までに死亡する子どもは毎年約1,000万人です

このような現状を踏まえ、世界の人々がよりよい暮らしができるよう行動することが、「国際協力」と言えます。現在、多くの団体がさまざまな形で国際協力に取り組んでいますが、日本は「政府開発援助(ODA)」として、開発途上国に対して資金協力や技術協力を行っています。このODAを実施している機関の一つがJICAです。


JICA(国際協力機構)について

独立行政法人 国際協力機構
JICAは正式名称を独立行政法人国際協力機構(Japan Overseas Cooperation Agency)といい、開発途上国の人々が、その国で抱えている様々な問題を、自分たちの力で解決したり、発展できるような支援を行っています。JICAが協力をしている国は、開発途上国と呼ばれている国々で、一般的には経済や産業などの発展が比較的進んでいない国を指し、保健医療や教育などが日本のような先進国と比べてあまり充実していなかったり、人口増加、貧困など多くの問題を抱えたりしています。

JICAが支援しているのはアジア、アフリカ、中南米、大洋州、中近東の開発途上国約155カ国です。具体的にはそれらの国に専門家を派遣したり、研修員を受入れて研修を行うほかに、青年海外協力隊やシニア海外ボランティアなどのボランティアの派遣も行っております。他にも緊急災害などが起きた時に派遣する国際緊急援助隊もJICAの事業の一つです。

あなたにもできる国際協力

国際協力は、開発途上国でしか取り組めないものではありません。日本にいて、開発途上国のことを知ったり、調べたりして、自分の生活をふりかえったり、できることを考えるというのも、国際協力に結びつくものと言えます。JICAでは国際協力に関するさまざまな機会を提供しています。いくつかの例をご紹介します。


国際協力出前講座

身近な人から開発途上国での国際協力体験を聞きたいけど機会がないし…と思っている方へ。JICAは、青年海外協力隊員、シニア海外ボランティアなどの生の声を聞いていただく場を提供します。開発教育の授業やイベントなどの機会に、ボランティア経験者の話を聞きたいと思っている学校、団体などにボランティア経験者を講師として派遣します。お申し込み、詳細はこちらをご参照ください。

dothttp://www.jica.go.jp/tokyo/enterprise/kaihatsu/demae/index.html

JICAボランティア

JICAは、開発途上国の人々のために自分の持っている技術や知識、経験を活かしたいという強い意欲をお持ちの方を開発途上国に派遣、支援しています。青年海外協力隊、シニア海外ボランティア、日系社会青年ボランティア、日系社会シニアボランティアの4種類のボランティアがあり、青年海外協力隊とシニア海外ボランティアは年2回、日系社会ボランティアは年1回募集します。募集時期には県内でボランティア経験者の話が聞ける説明会や個別相談会を実施しています。少しでもJICAボランティアに関心のある方はぜひ説明会場に足をお運びください。日程等はこちらのイベント情報ページに掲載されます。

dothttp://www.jica.go.jp/tokyo/enterprise/volunteer/index.html
「世界の笑顔のために」プログラム

開発途上国で必要とされている教育、福祉、スポーツ、文化などの関連物品について、ご提供くださる方々を日本国内で募集し、JICAが派遣中のボランティアを通じ、世界各地へ届けるプログラムです。国際協力への参加を身近に感じてもらうこと、および途上国への貢献を目的に実施しています。

dothttp://www.jica.go.jp/partner/smile/index.html
教師海外研修

国際理解教育および開発教育に興味のある学校の先生を対象に、10日間ほど開発途上国で研修をおこなうプログラムです。帰国後、参加者は、研修で得られたご経験をもとに、それぞれの教育現場において国際理解・開発教育に関する授業を実践して頂き、その結果を授業実践報告書として公開させていただきます。研修の詳細、過去の参加者の報告書などはこちらをご覧ください。

教師海外研修: dothttp://www.jica.go.jp/tokyo/enterprise/kaihatsu/kaigaikenshu/index.html 群馬県からの参加者: dothttp://www.jica.go.jp/tokyo/topics/2014/ku57pq00000do90k.html
草の根技術協力

NGOや自治体、大学等がこれまでに培ってきた技術・経験を活かして企画した、開発途上国への支援・協力活動をJICAと共同で実施 する事業です。開発途上国の地域住民の方に直接役に立つ事業が対象です。詳しくは下記のページをご覧ください。また、JICA群馬デスクでも相談を受け付けています。

dothttp://www.jica.go.jp/tokyo/enterprise/kusanone/index.html

エッセイコンテスト

JICAでは、次の世代を担う全国の中学生・高校生を対象に、開発途上国の現状と国際協力の必要性について理解を深め、国際社会の中で日本は何をすべきか、また、自分たちひとりひとりがどう行動すべきかについて考えてもらうことを目的として、国際協力に関するエッセイコンテストを実施しています。 上位入賞者の方々には、翌年の夏休みに、JICAが協力を行っている開発途上国へ研修旅行に行く機会を提供しています。また、その他にも各種賞を用意しています。皆さん、ふるってご応募下さい!!

dothttp://www.jica.go.jp/hiroba/menu/essay/index.html

JICA地球ひろば

広尾に「JICA地球ひろば」がオープンしました。JICA地球ひろばには、一般市民の皆様に途上国について関心を持ち、理解を深めてもらうことを目的とした「体験ゾーン」、国際協力活動を行う市民団体の皆様に展示やセミナー、各種イベントに活用いただける「交流ゾーン」などの施設があります。また、「食を通して世界を知ろう」をコンセプトにした異国情緒あふれるカフェ・フロンティアも併設しています。 JICA地球ひろばのWebサイトはこちらです。 

dothttp://www.jica.go.jp/tokyo/desk/gunma.html
※そのほかにも、JICAは皆様の国際協力アイディア実現のために様々なプログラムを用意しています。
まずはお気軽にJICA群馬デスクまでお問い合わせください。
電話:027-243-7271
FAX:027-243-7275
メール:gunma-desk_sekine@friends.jica.go.jp

なんとかしなきゃ!
なんとかしなきゃ!プロジェクト


国際協力の現場より ~JICAボランティアの活動レポート

2008年~2010まで、バングラデシュで青年海外協力隊 村落開発普及員として活動した岩野淳之介さん

サッカーの仲間達
サッカーの仲間達

バングラデシュってどんな国?
「バングラデシュ」という国の名前を聞いてどれくらいの方が国の場所やその国の言語を正確に言うことができるでしょうか?「アジアの最貧国」と呼ばれるバングラデシュは南アジア・インドの東側に位置し、北海道と四国を足したほどのわずかな面積に約1億6千万人もの人口がひしめき、1日1ドル以下で生活する貧困層が全人口の36%を占める国です。一方で、90年代半ばころからは平均5%以上のGDP経済成長率を達成し、近年繊維業を中心に日本企業の進出もさかんになり、長期的には貧困削減が進んでいる国でもあります。
そのバングラデシュで、私は地方行政改善プロジェクトの村落開発普及員として活動してきました。日本に住む私たちが通常役所や病院などで受けることのできる公共サービスに充分でなく、住民たちは正しい情報を持ち得ていません。その問題を改善するプロジェクトの一員として、住民参加型行政システムの監視、毎月開かれる村単位の会議や市の会議の調整・参加、小規模インフラ事業のモニタリングなどを中心に活動を展開し、地方行政とそこに住む人々との信頼醸成に携わってきました。

出前講座の様子
出前講座の様子

「村落開発普及員」として派遣された私は、バングラデシュ入りして数週間後に、首都ダッカから60キロ離れたプロジェクト地域の村落部に生活をしながら活動を行うことになりました。村落部に住むことで、日本ではなかなかできないような生活体験を通じて、そしてそこから村人たちとの距離を縮めていくことができました。
電気供給に問題を抱えるバングラデシュの夏場の停電は毎日15時間以上。家に水道はあったのですが、停電が原因で使用できないこともあり困っていると、近所の子供たちが声をかけてくれ、バケツや空いたペットボトルを持って一緒に近くの井戸まで水汲みに行ってくれました。
また赴任当初は東部の田舎訛りのベンガル語にも苦戦していましたが、村人たちが夕方になると校庭でサッカーをやっているのでそれに参加させてもらいました。すると、それから毎日のように「今日も一緒にやろう」と子供から大人までもが声をかけてくれるようになり、彼らとサッカーを通じて会話する機会が増えるにつれ、言語力の習得はもちろん、いろいろな意見を聞く仲間をつくることができました。

出前講座ゴミ拾い
出前講座ゴミ拾い

上記のプロジェクトの活動以外にも、村に住み、彼らとコミュニケーションをとりながら気付いたことから、小学校の校庭埋め立て工事や環境教育出前講座などを行いました。なかでも小中学校で行った環境教育の出前講座では、前述のサッカー仲間の村人たちの協力を得て、夜中の遅くまで議論しながら授業プランを作り授業を行いました。お互いの文化観の違いや共通点をとことん語り合いながらの作業は、とても学びの多いものでした。  実際の授業では、ゴミ拾いもみんなでやってみました。驚いたことに子供達も衛生意識は持っているにも関わらず、生徒たちはゴミ拾いを初めてするので、葉っぱや木の枝なども一緒に拾ってきます。そんな彼らにも伝わるような言葉や感覚で授業をすることで、「生徒一人一人が自ら考え、行動するための授業」という私たちのメッセージが伝わったかのように、授業前後で目の色が変わっていく生徒たちを目の当たりにしました。

村人とのミーティング
村人とのミーティング

2年の活動と生活を通じ、「アジアの最貧国」と呼ばれるバングラデシュで私が最も印象強く感じたことは人々の「生きる力強さ」です。経済的に豊かでないのは確かだけれども、子供から大人まで力強く、生き生きと生活しています。また私は彼らから多くのことを学び、知らない土地で日本人が一人で暮らすために、多くの支えを得ながら生活していました。「国際協力とは、決して一方的な享受ではなく、互いを尊重し合うところから始める」ということを、彼らから身を持って学ぶことができました。


お問い合わせ(JICA群馬デスクのご案内)

JICA群馬デスクでは、国際協力に関するご相談、情報提供など承りますので、「国際協力に関心がある」「開発途上国の人々のために、なにか私にもできることはありますか?」「海外でボランティア活動をしてきた人の話を聞かせてほしい。」という方、まずはお気軽に下記へご連絡ください。

JICA群馬デスク 国際協力推進員
371-0026  群馬県前橋市大手町2-1-1 群馬会館3階 (公財)群馬県観光物産国際協会内
電話:027-243-7271 FAX:027-243-7275
メール:gunma-desk_sekine@friends.jica.go.jp

また、JICA地球ひろばのWebサイトにも、JICA群馬デスクのページがあります。コメントは月に2回更新していますので、こちらもご参考ください。

dothttp://www.jica.go.jp/tokyo/desk/gunma.html

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